0250-25-7581

よくある質問ブログ

実はすごい!あなたのお口の唾液の働き

唾液のはたらきは「食べ物の消化を助ける」とイメージしている方が多いのではないでしょうか。

唾液に含まれている「アミラーゼ」という酵素によってデンプンの分解をサポートするなど、食事をするうえで欠かせませんが、唾液は口内を潤すためだけに分泌されているわけではなく、他にもさまざまなところで無意識のうちに役立っています。

~唾液の役割~

・ 歯の表面などについた食べかすを洗い流す洗浄作用

・ 唾液に含まれる酵素アミラーゼがデンプンを分解して消化を助ける消化作用

・ 体内に細菌が入ってくるのを防ぐ殺菌・抗菌作用

・ 会話をする時や飲食時にこすれてお口の中に傷が出来ない様にする湿潤・保護作用

・ 毒素や異物などを身体から排除しようとする排出作用

・ むし歯を防ぐ再石灰化作用

・ お口の中を中和してくれる緩衝作用

唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などで減少することもあります。十分な唾液の分泌がなければ、口内が乾燥する ため、細菌が繁殖しやすくなり、口臭や虫歯リスクが高まる他、体内にも侵入しやすくなり、風邪など全身の病気につながりかねません。

~唾液が減ることで引き起こされる症状~

・ 口が渇く

・ 食べ物が飲み込みにくい、味がよくわからない

・ 口臭がする

・ 会話がしづらい

・ むし歯や歯周病になりやすい

・ 口腔内が痛む、口内炎になりやすい

・ 口角炎ができやすい

・ 舌や唇がひびわれる

<唾液を増やすには>

お口が乾燥したときには唾液腺を刺激する「唾液腺マッサージ」が効果的です

口の周りにある3つの唾液腺をマッサージして刺激し、唾液の分泌を促します

1) 耳下腺(じかせん)

耳たぶの少し前方、上の奥歯のあたりを指全体で回すように 優しくマッサージします

2) 顎下腺(がっかせん)

顎の骨の内側を耳の下から顎の先まで押すように優しく マッサージします

3) 舌下腺(ぜっかせん)

顎の先の内側、舌の付け根の真下部分を押し上げるように 親指で押すようにマッサージします

唾液腺マッサージの他にも、ちょっとした注意で唾液量を増やすことができます

・ よく噛む(刺激で唾液の分泌を促す)

・ 水分補給(唾液に必要な水分を得る)

・ 口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する(口内乾燥を防ぐ)

・ お酒やたばこを控える(刺激を減らす)

・ 唾液の質を上げる(口内の乳酸菌を増やす)

健康な体作りを目指すには、唾液の分泌量も意識することが重要です

詳しく知りたい方はぜひたかはし歯科クリニックスタッフに声をかけてくださいね!!