0250-25-7581

よくある質問ブログ

「入れ歯が合わない」をあきらめないで 快適な入れ歯をつくるために大切なこと

こんにちは。

阿賀野市の歯医者、たかはし歯科クリニックです。

入れ歯を使っている方の中には、「入れ歯が合わなくて痛い」「見た目が気になって人前で笑えない」
「すぐに外れてしまって食事を楽しめない」といったお悩みを抱えている方も少なくありません。入れ歯は歯を失ったときの大切な治療のひとつですが、その印象は人によって大きく異なります。快適に使えている方もいれば、「どうしても違和感が強い」と感じてしまう方もいるのです。

今回は、快適な入れ歯をつくるために大切なことについてご紹介します。

合わない入れ歯を使い続けるリスク

入れ歯が合わないと感じながらも、「慣れれば大丈夫」と我慢して使い続けてしまう方は少なくありません。しかし、合わない入れ歯を使い続けることには大きなリスクがあります。

まず、強い痛みや違和感によって食事がしづらくなり、必要な栄養がとれなくなる可能性があります。さらに、入れ歯が歯ぐきに繰り返し当たることで粘膜に傷や炎症が起き、口内炎を繰り返す原因にもなります。また、噛み合わせが不安定なまま使い続けると、残っている歯やあごの骨に過度な負担がかかり、歯の揺れや歯周病の悪化、あごの骨の吸収を招くことがあります。見た目の不自然さも心理的な負担となり、会話や外出を避けてしまう方も少なくありません。合わない入れ歯を放置することは、口腔内だけでなく全身の健康や生活の質にも影響するため、早めの調整や作り直しを検討することが大切です。

入れ歯をつくる前に必要なのは「リスクの診断」

当院では、入れ歯を製作する前に必ず「噛み合わせのリスク診断」を行っています。入れ歯の設計を考える上で重要なのは、単に「歯が抜けたから入れ歯を作る」という発想ではなく、その人がどの歯を失ったのか、残っている歯の状態はどうか、噛む力はどれくらいかといった条件を把握することです。

例えば、奥歯を多く失った方と、前歯を一本だけ失った方とでは、必要な入れ歯の形も支え方もまったく異なります。また、土台となる歯や歯ぐきの状態によっても、安定性や快適さは大きく変わります。このように、お一人おひとりのお口の環境を徹底的に考慮したうえで初めて、その方にとって最適な入れ歯を提案できるのです。

入れ歯づくりは「型を取るだけ」ではない

入れ歯をつくる流れをイメージすると、「型を取って、それをもとに作る」と思われる方も多いかもしれません。確かに型取りは重要ですが、それだけでは本当に良い入れ歯は完成しません。実際には、

  • 噛み合わせの高さをどう設定するか
  • 入れ歯を入れたときに自然に見える歯並びにできるか
  • 食事や会話のときに外れにくいか

といった多くの要素を段階ごとに確認していきます。ひとつでも欠けてしまえば、快適に使える入れ歯にはならないのです。そのため当院では、噛み合わせや歯並びのチェックを繰り返し行い、場合によっては技工士とも連携しながら製作を進めています。小さな違和感が後の大きな不満につながるため、ひとつひとつのステップを丁寧に積み重ねることが何より大切なのです。

入れ歯のお悩みは「当たり前」ではない

入れ歯を使っている方の中には、「入れ歯は痛いものだから仕方ない」と思い込んでしまっている方もいらっしゃいます。しかし、それは本来の姿ではありません。きちんと診断し、適切な設計と製作が行われた入れ歯であれば、食事や会話のときも快適に使え、見た目も自然に仕上がります。「合わない」「痛い」というのは、入れ歯そのものの限界ではなく、設計や製作の段階に原因がある場合が多いのです。

また、見た目に関しても近年は素材や技術が進歩し、より自然で目立たない入れ歯をつくることが可能になっています。入れ歯を入れていることが他人に気づかれにくいよう配慮することもできるのです。

経験に基づいた責任ある入れ歯づくり

当院では、これまで多くの入れ歯製作に携わってきました。その経験から学んだのは、やはり「患者様ごとに最適な入れ歯は異なる」ということです。同じ部分入れ歯でも、使う金具の形や配置、人工歯の並べ方ひとつで快適さは大きく変わります。総入れ歯であれば、歯ぐきとの密着具合や噛み合わせの高さが、使いやすさを左右します。だからこそ私たちは、ひとつひとつの症例に責任を持ち、最初から最後まで全力で取り組んでいます。患者様の「噛めるようになった」「見た目が自然で嬉しい」といった声が、私たちにとって何よりの励みです。

まとめ

入れ歯にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。入れ歯は決して「合わないのが普通」ではありません。適切な診断と丁寧な製作によって、日常生活を快適にすることができます。

☝️ご質問などは、たかはし歯科クリニックまでお気軽にお尋ねください☝️