当院では、お子さまとその保護者様が快適に利用できるよう、待合室にキッズスペースを設置しています。治療をお待ちいただく間や保護者様の治療中にお子さまが退屈せず過ごせるよう、木の滑り台やさまざまな遊具を用意しています。特に木の滑り台には、ただ楽しいだけではなく、当院の「予防歯科」への強い想いが込められています。

 

木の滑り台に込められた想い

私たちが提供する歯科治療は、まるで森に木を植えるような仕事だと考えています。むし歯が多くあるお口の状態は、燃え盛る山火事に例えることができます。この「山火事」の中で木を植えたとしても、その若木はすぐに炎に飲み込まれてしまいます。つまり、むし歯リスクが高い状態のままでは、治療をしても再び問題が発生する恐れがあるのです。

そこで当院ではまず「山火事」を消すこと、つまりカリエスリスク（むし歯になる危険度）を下げ、むし歯になりにくい環境を整えることから始めます。むし歯リスクは目に見えませんが、私たちは問診や口腔内写真、唾液検査などを通じてこのリスクを「見える化」し、患者さんに分かりやすく説明しています。そのうえで個別のリスクに合わせた予防プログラムをご提案し、安心して治療を受けていただけるようサポートしています。

キッズスペースにある木の滑り台は、こうした「木を育て、森を守る」という私たちの予防歯科への想いを象徴しています。お子さまが滑り台で楽しむ姿を見るたび、私たちも「この子たちの未来のために、むし歯ゼロを目指そう」という思いを新たにしています。

お子さまのむし歯予防と保護者の方の協力

お子さまの健康な口腔環境を守るためには保護者の皆様のご協力が不可欠であり、むし歯ゼロはほんの少しの工夫と日常的な習慣で達成可能です。例えば、毎日の歯磨きの習慣をつけることや甘い飲み物やお菓子の摂取を控えることなど、小さな努力が大きな成果を生み出します。当院ではお子さまの治療を開始する前に、必ず保護者の方にしっかりと説明を行い、理解を深めていただいた上で治療を進めています。

さらに、歯科衛生士による歯磨き指導も行い、お子さまに適切な歯磨き習慣を身につけてもらえるようサポートしています。お子さまの歯を守るために、日頃からのケアと予防の重要性を伝えることに努めています。

子育て中のお母さんを支援する「マザーズデー」

子育て中のお母さんからは「忙しくてなかなか歯科に通えない」という声をよく耳にします。育児に追われる中で、ご自身の歯の健康管理を後回しにしてしまう方も少なくありません。当院ではそのようなお母さんたちの負担を軽減し、健康な口腔環境を保っていただけるよう「マザーズデー」という取り組みを行っています。

「マザーズデー」では、お母さんが治療を受けている間、経験豊富なベビーシッターがお子さまをお預かりいたします。ベビーシッターの費用は無料で、安心して治療に専念していただけます。大切なお子さまをお預けいただくことに不安があるかもしれませんが、当院では信頼できるベビーシッターが安全にお子さまのお世話をいたしますので、どうぞご安心ください。（※「マザーズデー」は予約制です）

予防歯科の重要性と当院の取り組み

むし歯を予防するためには、定期的な歯科受診が欠かせません。当院では、患者さんお一人おひとりのライフスタイルやリスクに応じた予防プログラムを提案しています。また、お子さまにも楽しく通っていただけるよう、院内の雰囲気づくりやキッズスペースの設置にこだわり、保護者の皆様にも安心してお子さまの歯科ケアを任せていただけるよう取り組んでいます。

「木を植え、森を育てる」ように、長期的に健康な口腔環境を保つためにはまずリスクを見える化し、個々のリスクに応じた予防措置を取ることが大切です。当院では唾液検査や口腔内写真を活用しながら患者さまに現状をわかりやすくお伝えし、それぞれに適した予防策を進めています。特に、お子さまの将来の健康のためにむし歯リスクを軽減し、むし歯ゼロを目指すサポートを行っています。

まとめ

当院のキッズスペースには木の滑り台を設置し、お子さまたちが楽しみながら歯科医院に通えるよう工夫しています。また、忙しい子育て中のお母さんのために「マザーズデー」を実施し、安心して歯の治療や予防ケアを受けられる体制も整えています。お子さまやご家族皆様の健康な口腔環境をサポートするため、当院はチーム全体で取り組んでいます。
お子さまの歯はもちろんのこと、ご自身やご家族のお口の事で気になることがございましたら、どうぞお気軽にたかはし歯科クリニックまでご相談ください。